2005年、動画講義の普及が既存の教職を揺さぶり始めたとき、私の探究は始まりました。
さらに2011年、震災が「科学神話」を崩壊させたことで、私は自分を支えていた前提をすべて捨て、マレーシアへと渡りました。
マレーシアに移住してからの11年間、動画やWeb会議システムの普及によって
教育や仕事の現場の最適解が崩壊していく状況に立ち会い続け、
Zoomのワークショップ開発を通して、新しい共創のインフラを再設計してきました。
2022年、私は日本へ帰国し、このデジタルファシリテーション研究所を設立しました。
生成AIというかつてない巨大な波を前に、私たちは今、日本社会の「進み方の再発明」を始めています。
3つの実践領域:同じ原理、異なる現場
組織 (Corporation)
管理構造が限界を迎えた企業に対し、社員がAIによって自己拡張し、自律的に未来を創り出すプロセスをインストールします。
教育 (Education)
制度としての教育が維持困難になるなか、AIとの共創を通じ、学習者中心の新しい学びの構造を再設計します。
個人 (Individual)
ここは、次の社会の「教科書」を書き換えるための実験場です。生き方のシフトに直面している個人と共に、未来の輪郭を探索します。
私たちの規律:常に最前線へ
設計した構造が現場で自律的に動き出し、次に渡せる
状態になったとき、私たちは静かにその手を離します。
私たちの居場所は常に、正解が崩れ、
新しい何かが胎動し始める「最前線」にあります。
実践者

田原 真人 (Masato Tahara)
デジタルファシリテーション研究所 代表取締役
早稲田大学大学院理工学研究科博士課程中退(物性理論専攻)。細胞性粘菌の自己組織化理論を研究後、物理講師を10年以上務める。東日本大震災を機にマレーシアへ移住。オンラインでの合意形成やコミュニティ運営の先駆けとなり、『Zoomオンライン革命!』など11冊を執筆。2022年に帰国し、株式会社デジタルファシリテーション研究所を設立。
共鳴し合うネットワーク
デジファシ研は、固定的な組織図を持たない「動的なギルド」です。
思想を共有し、境界線を歩く専門家たちが、プロジェクトごとに結集します。
「世界中の壁を「窓」に変える」をビジョンに掲げるテレプレゼンスシステム「窓」を開発。空間の制約を超え、遠隔でも「肚(はら)で繋がる」ことを可能にするその技術は、共創の常識を超える可能性を秘めています。デジタルファシリテーションが目指す「身体性を伴う対話」を実現するための、不可欠なインフラパートナーです。
企業の内側に潜む「既存OSのバグ」を見出し、AI共創をテコにした自律型組織への転換を、現場の当事者と共に進めるファシリテーター陣。
学校教育の枠組みを解体し、生徒と教員が「共に未知を学ぶ」ための学習環境を設計する、教育変革の実践者たち。
田原研究室における個人の探究を、社会の共通言語としての「書籍」へ昇華させるプロセスを支える、プロフェッショナルな編集・執筆チーム。
自らの専門性を、崩壊の最前線で「未来を拓く」ために使いたい。そんなプロフェッショナルとの合流を、私たちは常に求めています。
思想の痕跡(書籍)

『Zoomオンライン革命!』
対話という前提が崩れた現場で、人が再びつながるための記録。

『Miro革命』
共有される思考の場をいかに再設計するかを記述。


すべての足場となっている一冊
『出現する参加型社会』
AI時代にこそ必要となる『人と社会のOS』を、私自身の葛藤とともに凝縮しました。
デジファシ研が提供するすべての価値観、倫理、その未来への信頼は、この一冊に記されています。
