Digital Facilitation Lab

テクノロジーの発展によって自動化が進むと、機械と自然は融合していくだろう。 コミュニケーション空間は拡張し、様々なチャンネルで交流するようになっていくだろう。
更新され続ける状況の中で、人間はどのようにして他者との関係を育みながら、生きていくのだろうか?

デジタルファシリテーション入門 無料動画ダウンロード

デジタルファシリテーション研究所は、
デジタルによって拡張された環境におけるコミュニティとファシリテーションのあり方を研究し、社会実装する。

コミュニケーション空間の空間の拡張

コロナ状況の中で、対面での活動に制約がかかり、世界中のコミュニケーションがオンライン化しました。
アフターコロナでは、元に戻るのではなく、コロナ状況で発見したことを活かして、
対面とオンラインとを融合した拡張コミュニケーション空間の可能性を追求することが社会のテーマになるでしょう。
コミュニケーション空間を、同期ー非同期、対面ーオンラインという2軸でまとめた図がこちらです。

同期というのは、同じ時間を共有してコミュニケーションすること。会って話すとか、電話で話すとか、Zoomで話すとかが、「同期コミュニケーション」です。
一方、非同期というのは、時間を共有しないでコミュニケーションをすること。メール、LINEなどのメッセンジャーツールや、Slackなどのグループウェアでやりとりするということ。動画や音声の共有する事も含みます。対面とオンライン、同期と非同期、どちらがよいのかではなく、それぞれの特徴を踏まえ、どのように混ぜ合わせて良いとこ取りするのか、が重要です。

デジタルファシリテーションとは

集団の創造的な活動がうまくいくようにかじ取りするのがファシリテーターの役割ですが、
コミュニケーション空間が拡張すると、ファシリテーターの役割も拡張します。
拡張されたコミュニケーション空間におけるファシリテーターは、デジタルファシリテーターと呼ばれています。

● デジタルファシリテーションは、以下の3つに分類されます。

1)対面ファシリテーション

対面でのコミュニケーションをファシリテートする。

2)バーチャルファシリテーション(オンラインファシリテーション)

ZoomなどのWeb会議室でのコミュニケーションをファシリテートする。

3)非同期ファシリテーション

グループウェア、メッセンジャー、動画、音声などを使った非同期コミュニケーションをファシリテートする。

デジタルファシリテーターの仕事

デジタルファシリテーターは、3種類のファシリテーションの特徴を理解し、状況と目的に応じて適切に組み合わせてコミュニケーション環境やプロセスをデザインすることによって、新たな価値を創造します。

環境のスマート化と状況論

20世紀の環境では、人間が頭の中に知識を蓄えておくこと(インテリジェンス)が重要でした。
しかし、人間がスマートフォンによって、モノがIoTによってインターネットに常時接続し、
AIが大量の情報を編集する21世紀の環境では、状況に応じて環境から知識を引き出して
行動すること(スマート)が重要になります。

それに応じて、各自が頭の中にどのように社会を構成しているのかを聴きあう社会構成主義的ファシリテーションだけでなく、
人間やモノやAIなどのアクターが、どのように関わり合っているのかを“アクターネットワーク”として捉える
「状況論的ファシリテーション」の考え方が必要になってきます。
 
デジタルファシリテーション研究所は、拡張コミュニケーション空間において深い対話が行われる
社会構成主義的ファシリテーションを追求すると同時に、
状況論的ファシリテーションの地平を切り開くことを目指します。

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「デジタルファシリテーションによる課題解決」

デジタルファシリテーションを活用し、教育、企業の人材育成や新規事業開発、ソーシャルなどの分野の課題をどのように解決できるのかを検討しました。
教育、組織、社会の各分野において、デジタルファシリテーションがどのような課題解決の可能性があるのか無料動画にて論じます。

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前人未踏プロジェクト

カオスの中にとどまって、起こるべきものが起こるまで、見えてくるものが見えてくるまでプロセスする。
自分が見たいものを見ようとすると、カオスに入る前にいた地点に戻るだけ。

だから、自分の欲求や前提をメタ認知し続けながら、できるだけ正確にプロセスに従う。
その結果として、まだ知らない未知の場所に抜けていくスリリングな旅が生まれる。
それは、今の世界に新しいものを付け加える行為でもある。

前人未到型プロジェクトでは、表面的な経験は役立ちません。むしろ、余計な予見を作ってしまうので邪魔なときもあります。
まずは、虚心坦懐に聴いて、聴いて、聴く。相手側の想い、背景、とりまく状況・・・など、できるだけ聴く。
リーダーだけでなく、メンバーからも聴く。

「見ようとしているもの」ではなく、「見えてくるもの」が現れるまで聴く。