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  • 田原真人とは?

 

参加型社会の実現に向け、教育、組織、社会の新しいデザインの開発と社会実装に取り組む社会変革デジタルファシリテーター。

早稲田大学理工学研究科物理学及び応用物理学専攻博士課程で「生きている」とは何か?個と集団の関係とはどうなっているのか?という問いに導かれて生物物理を専攻し、カオス理論や複雑系の方法論で粘菌の自己組織化の原理を研究するが、学生結婚をきっかけに人生のカオスに入り、博士課程を中退。その後、研究室ではなく現実のフィールドで人生を使って研究する在野の研究者となる。

物理の予備校講師として社会人キャリアをスタート。2004年に有限会社熊猫舎を設立し、「物理ネット予備校」というオンラインスクールを立ち上げ、遠隔教育の新しい形を模索した結果、受験生と社会人とが共に物理を学ぶ400人規模のオンラインスクールに発展し、遠隔教育のパイオニアとなる。

2011年、東日本大震災をきっかけに予備校講師を辞めてマレーシア移住し、シンガポールにKumaneko Education Sytem Pte Ltdを設立。活動のすべてをオンライン化し、日本、マレーシア、シンガポールを行き来する生活になる。震災をきっかけに主体的な学びの必要性を痛感し、2012年に「反転授業の研究」というオンラインコミュニティを立ち上げる。粘菌の自己組織化をヒントにオンラインコミュニティの運営を行った結果、日本で最も活性化した教育系オンラインコミュニティとなる(現在、メンバー数は6000名を超える)。コミュニティの取り組みの中で、Zoomを使ったオンラインワークショップの方法論を開発し、『Zoomオンライン革命!』(2018年 秀和システム)を出版し、オンラインファシリテーターとオンラインコミュニティオーガナイザーのパイオニアとなる。

主体的な教育の問題から自律的な組織へとテーマが移行し、2017年、自律分散型オンライン組織「トオラス」を共同創業。14か国から集うメンバーとプロジェクト型で働く方法を模索する。オンラインワークショップやファシリテーションのプログラムを開発。ODNJから第4回エクセレントアワード組織賞を受賞する。働き方の変化に伴い、シンガポール法人を閉じ、マレーシア法人A&M Learning Sdn Bhdを設立する。

2019年にロッキング・オンの創刊者である橘川幸夫と出会ったことをきっかけに、参加型社会の実現に向けて活動を社会起点へと広げることにする。橘川幸夫、平野友康、高野雅治らとともに一般社団法人参加型社会学会を立ち上げ、社会のパラダイムシフトに取り組む。『出現する参加型社会』『Miro革命』を続けて出版。

コロナパンデミックをきっかけに、11年間住んだマレーシアの生活を閉じ、2022年6月に帰国。株式会社デジタルファシリテーション研究所を設立。日本の各地域をフィールドワークして回り、熊本県熊本市、福岡県糸島市、徳島県日和佐町、岡山県高梁市、和歌山県田辺市、石川県能登町、宮城県気仙沼市などでラーニングジャーニーを実施。身体知を活用して次の一歩を模索する「暗中模索ワーク」を開発し、企業や学校、コミュニティに向けて20回以上実施。より単純化した教育プログラム「MOSAKU」を開発中。

現在、教育、イノベーション、福祉など、各分野のプロジェクトに参画しながら、社会変革を実践中。

  • 株式会社デジタルファシリテーション研究所 代表取締役
  • 一般社団法人参加型社会学会 理事
  • 国際ファシリテーターズ協会日本支部(IAF Japan)理事
  • 一般社団法人SD&I(サプライヤーダイバーシティ&インクルージョン)研究所 理事
  • 一般社団法人アロウンド理事
  • 株式会社femUnitiアドバイザー
  • 有限会社人事・労務顧問
  • 株式会社YoubeYou顧問
  • MUSうVI「窓」アンバサダー
  • ClassDoアンバサダー

著書13冊

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