事例 QUEST(異業種ラーニングフェス)

企業の人材開発支援を行う株式会社ウィル・シードが、企業の若手・中堅社員の方々に、
普段の業務の中では出会う事のない様々な分野のゲストを迎え、チームでインタビュー・対話・リフレクションを重ねる1dayの学習イベント。

ゲストや、異業種の同世代メンバーからの多様な刺激を通じて、視野を拡げ、自分の好奇心を再発見することができ、
また、ただ刺激を受けるだけではなく、自分で問いを立てて仕事や社会への探究のきっかけを得られるプログラムを設計している。

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”世界をひらき、「好き」をうごかせ”

  • サービス内容:QUESTは企業で働く若手社員向けの1day型の異業種ラーニングフェスです。

新しい社会の波を掴んで時代の最先端を走るゲストや異業種の同年代とのリアルな対話を通じて、自分の視野や世界観が拡がっていく。眠っていた好奇心が解放されていく。
QUESTをきっかけに、「すべての人が未来に向けた探索を始めるための冒険の物語」を始めてくれたら。そんな願いを込めて企画しました。

企画背景には、企業の若手がMustに応えることに慣れ過ぎてしまい、自分自身のWillや好奇心を見失ってしまっているのではないか、という問題仮説があります。このままではどんなに良い教育が企業内で行われても、新たな発想を仕事に取り入れられなかったり、仕事そのものに面白味を持てなくなってしまうのではないか。ひいては、自分自身がこれからの社会や未来を創っていけるひとりなんだ、という自信や実感をずっと持てないのではないか。そんなことに問題意識を持ち、企画を立ち上げました。

プロセスの経緯

QUESTには「込める願い」はありましたが、そこに至る道、やり方はゼロの状態。
また、未来ある若手の好奇心や創造性を本気で育む企画をB2B(個人ではなく企業がお金を出す枠組み)で実装しようとする前例は少なくとも私が知る限り存在しておらず、正解が分かる教科書はありませんでした。

まさに「暗中模索」。

やるからには、形も結果も残さなくては…この焦りもある中で、「田原さんと一緒にやりたいと思うんだけど、どう思う?」と同じ会社の大切な同志に相談しました。

同志の答えは

「田原さんと最高の冒険をしたいなら、ここに落とす、といった予定調和は手放したほうがいいんじゃないかな。よくわからない中で生まれるものが、それが最高のクリエイティビティ、ぐらいの構えが必要だと思う。そこを信じて進むんだ!という感覚を持てるのなら、きっと何とかなると思う。田原さんはそういう方だとおもうよ」

心は決まりました。「QUEST自体が、今までにない前人未到の企画じゃないか。答えを予測してどうする。田原さんに是非お願いしたい!」

プロジェクト担当者の声

岸本 渉(きしもとしょう )

  • HRD事業部 企画部長
  • X-Border Fantasy 発起人

QUEST事業に対する田原の価値提供

田原さんは願いを共有して一緒に進めるチーム員であり、ファシリテーターであり、アドバイザーであり、エヴァンジェリスト(伝道者)でした。
MTGでは、今、場が呼んでいるロールがすっと田原さんに下りてきて、それをそのまま表現して、場に関わってくださる。
「暗中模索」の「よくわからない気持ち悪さ」もすっと受け入れ、「暗中模索」自体がこのプロジェクトの価値であることを私たちに語りかけ、何より田原さんが楽しんでいる様子が私たちに勇気をくれました。

そして毎回MTGが終わるたびに毎回思うのです。

「なんかわかんないけど1mm進んだ気がする」

ここまで読まれた方はフワッとしていると思われるかもしれません。ただプロセスにおいて、田原さんは「構造化」・「可視化」・「言語化」の鬼です(笑)

暗中模索で求められるスタンスはナチュラルに持ちながら、ここぞの時には、今までの対話してきたプロセスやコンテンツの価値のリフレーミングを鋭く、しかし優しく、すっと置いてくれるのです。

「私たちが言ってるのはこういうことだよね」
「そうそう!そうなんです!」

また、チームメンバーのエンパワーメントも一人ひとりにしてくれる田原さん。

「これは岩ちゃん(チームプロジェクト員)がソースになっている企画だよ、岩ちゃんの心に何かある」

「まちこさん(チームプロジェクト員)は僕と同じ匂いがするなぁ」

何気ない言葉がメンバーの創造性を起こし、自然に思考や言動がポジティブに回っていく良い循環を生んでくれました。
結果、田原さんの言葉で言う「行き当たりばっちり」

まさにこうなることがわかっていたかのように、私たちが未来ある若手に、企業に、社会に投げかけたい企画が出来あがったのです。

プロジェクトメンバーの声