AI共創ラーニング

「やりたいこと」を見つけるための伴走者。
「やりたいこと」を実現するために個別最適化されたAIとの対話。
モチベーションの維持と学習プロセスを改善する協働の学び。

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社会やテクノロジーの状況に応じて、学習デザインは変化してきました。
社会の不確実性の増加と生成AIの登場によって、今、まさに次の学習デザインが生まれつつあります。

標準化による大量生産と印刷技術

工業化社会と官僚的なヒエラルキー社会を可能にしたのは、印刷された「教科書」を使って同じ内容を大人数に教えて、思考や知識を標準化する教育でした。
それによって、属人性を減らし、人が入れ替わっても組織が動く仕組みが構築されました。

高度経済成長の大量生産型の仕事は、このような教育によって可能になったのです。

多様化のはじまりとインターネット

インターネットの登場により、今までは一部の権威者に限定されていた情報発信が民主化されました。
その結果、個人の関心に基づく多様な情報発信と情報受信により多様化が起こり、標準化を前提とした学習デザインや組織マネジメントとの齟齬が発生するようになりました。
学習者の認知パターンが多様化したり、情報に対する飢餓感が減少したりした結果、知識を一方的にインストールする教育デザインがうまくいかなくなり、学習者の多様な関心に寄り添いながら学びに伴走する必要が出てきました。

講義を動画にして、教師が学びの伴走者になるBlended Learningは、このような状況の解決策として出てきたのです。

参加型社会と生成AI

生成AIの登場により、個人の学習力と情報生成力が増大すると、個別化と多様化が進み、学習デザインと組織マネジメントの方法を根底から見直す必要性が出てきます。
個人の創造性が増大するため、社会のアップデートのスピードが上がり、成功パターンをマニュアル化して拡大再生産する方法がうまくいかなくなります。その代わりに、一人ひとりが自分の関心に沿った「やりたいこと」を追求するための個別最適化された学習と、異なる観点を持った他者と協働する参加型の取り組みとが重要になってきます。

それを可能にする学習デザインを「AI共創ラーニング」と名づけ、提案していきます。

AI共創ラーニングとは?

Step1 模索

「やりたいこと」が見つかるまでの試行錯誤が「模索」です。
検索では知らないことは調べられませんが、生成AIとの対話を重ねる中で、自分が関心を持っていることが社会のどのような領域でどのように名づけられているのかを知ることができます。
生成AIは、自分のやりたいことを模索することをサポートしてくれます。

Step2 やりたいことを実現するための個別最適化された学び

「やりたいこと」が見つかると、それを実現するためのプロセスに移行します。
必要に応じて、必要な知識やスキルを習得します。書籍や動画などの教材と自分の理解とのギャップを埋めるのが、生成AIとの対話です。
「AI共創リタラシー」を身に着けて、生成AIを学習パートナーとして有効活用できるコミュニケーション力を育みます。

Step3 モチベーションの維持と学習プロセスを改善する協働の学び

個別学習の成果をグループで共有しあって学び合います。自分とは異なるテーマを追求している学友の発表から学ぶことで、各自の関心の幅が広がっていきます。また、自分自身が発表して学友に貢献することで自信の理解が深まると同時にモチベーションが上がります。
「AI共創リタラシー」を共有し、お互いの工夫を共有して集合知を作ることで、個別学習の力も伸びていきます。ファシリテーターは、違いから学び合える協働の学びと、AI共創リタラシーの集合知形成をサポートします。

AI共創ラーニング入門講座


講座内容

第1回 ChatGPT-4を活用した「模索」
第2回 ChatGPT-4を学習パートナーにする
第3回 AI共創ラーニング体験
第4回 AI共創ラーニングファシリテーションのコツ


定員30名 4回 10万円